前回の続き。
昔のセットリスト、またスピッツです。

スピッツが1993年に渋谷のON AIR
（今、O-EASTとDUOとCRESTが入っているビルの場所にあったライブハウス）で、
半年間、毎回企画を変えて、マンスリー・ライブを行った時の……
えーと、これ、何回目だったっけ。
忘れましたが、1993年3月12日です。
『CRISPY!』直前の時期だった記憶が。
しかもこのセットリスト、めずらしいことに、
本編とアンコールに分かれた2枚つづりです。

'93 MONTHLY LIVE AT ON AIR
スピッツ“春夏夜会"
〜miss cast party〜/1993.3.12

1　　HAPPY DAY (※デビュー前の曲・アルバム未収録)
2　　死にもの狂いのカゲロウを見ていた
3　　トゲトゲの木
4　　死神の岬へ
5　　ヒバリのこころ
6　　夏の魔物
7　　海とピンク
8　　あわ
9　　プール
10　ミーコとギター
11　名前をつけてやる
12　エレクトリック シューズ（新曲）
13　波のり
14　白い炎
15　オーバードライブ

アンコール
16　HAPPY DAY（田村Vo.）
17　恋のバカンス（崎山Vo.）
18　ビリーヴ イン ラブ（草野Vo.）
19　銀河鉄道999（三輪Vo.）
20　マーメイド
21　ハニーハニー
22　惑星のかけら


つまり、アンコールの最初4曲で、メンバーが1人1曲ずつ
ボーカルをとって、カヴァー曲をやる、という企画だったわけです。
でも、崎ちゃんとテツヤのは、オリジナルがわかるけど、
田村とマサムネのは、誰の曲だったか、
タイトルを見ても思い出せない。
どなたのでしたっけ。

あと、12曲目の新曲は、インディーズ時代からの曲ですが、結局音源化
されていないような記憶が。

それから、このマンスリーライブ企画でよく憶えているのは、何回目だったか、
打ち込みを使って、曲を、当時流行り始めていた、
デジタル・ロックみたいなアレンジにして、
「踊れるスピッツ」というテーマで、やった時。

そのアレンジ自体は新鮮で面白かったんだけど、
フロアは見事に全員固まっていて、誰も踊らなかったのでした。
当時、このマンスリー企画の会報みたいなフリーペーパーに、
よしもとよしともがレポートマンガを描いていて、
この日の模様も「地蔵化するフロア」みたいな絵で
マンガにしていた。

よしもと先生曰く、

「いいぞきみたち！　それでこそスピッツのファンだ！」

笑いました。そして、うなずきました。
私も地蔵化していたので。


※追記：このブログを読んだ方から、
田村が歌った「HAPPY DAY」は、そのまんまスピッツの
「HAPPY DAY」ではないか、
そしてマサムネの「ビリーヴ イン ラブ」は、リンドバーグ
ではないか、というご指摘をいただきました。
という説が有力です。
「有力です」って、観たくせにそんなこと言っている己の記憶力が、
残念でなりません。