BLACK BORDERSの話

BLACK BORDERSの話

ニューシングル「裸の太陽」がヒット中だったり、
夏フェスやイベントへの出演が次々と発表に
なったりしているユニコーンですが、
メンバーそれぞれの活動も精力的に行っておられます。

まずこれ。KAWANISHI BLACKこと川西幸一と、
NODA BORDERこと野田タロウのバンド、
BLACK BORDERS、5月26日にリリースされた
ニューアルバム。

BLACK BORDERS
『Go To Go』
FLCF-4334 
FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT

ボーカルとギターの野田タロウ、ドラムと雄たけびの
川西幸一のみによる、シンプル極まりない、
というか限度を超えて行きすぎなまでに
シンプルな編成による、ベースレス・バンド。

スイートさと豪快さが同居する、
たとえるなら「ビートルズをハードロックにしたらこうなった」
(と、ある意味僕は思っている)、全盛期のチープ・トリックを
思わせるような全11曲です。
ロック小僧爆発。そういう音。
血が騒ぎます。

にしても。
これ、ほんと不思議なのが、ベースいないのに、
「足りない!」って感じがしないこと。

たとえば、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンも
ベースいなかったけど、代わりにギター2本でしたよね。

そういえば、昔のストレイテナーも、ベースいなかった。
当時、足りない、って感じ、してたっけ。
そんなことなかったわ。
あ、でもひなっちがサポートで入った時、
「うわあ、足りなかったんだあ」ってそこで初めて気づいた、
そんな感じだったのは憶えている。

じゃあBLACK BORDERSも、もし、いつかベース入ったら、
そう感じるんだろうか。
わからないけど、たぶん、入らないんじゃないかと思う。
「歌とギターとドラムしかない」という、大変に可能性が
限られた形態に、逆にとてもでかい可能性を感じている。
そういう人たちによるロックだと思うので、これ。

あと、このジャケット、タツノコプロなんですね。
私くらいの世代だと、力いっぱいどまんなかです。
いいなあ。
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