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    さすが、YO-KING

    さすが、YO-KING

    この曲について書くの、忘れてた。
    週刊文春で、近田春夫氏が激賞しているのを
    読んで、「あ、やべえ」と思い出した。
    なので、もう出て1ヵ月経っちゃいましたが、書いておきます。


    スペース ~拝啓、ジェリー・ガルシア~/YO-KING


    久々の切れ味、YO-KING。
    「俺は満足 不満はダサい」と言い切る「サティスファクション」という曲を作って歌い、
    「足りないくらいがちょうどいい」と、「不足の美」というメッセージを打ち出す。
    そんな、世で、「いい」「かっこいい」「ラク」「正しい」「自由」、
    あるいは「ロックっぽい」とされている概念をひっくり返す伝道師、
    YO-KINGが帰ってきましたよ、みなさん。
    という曲です。


    「個性が大事というけれど まともな部分があってこそだ
    その振り幅こそが大切で ジェリー・ガルシアはスペースと呼んだ」

    「そんなに得をしたいのなら きちっと暮らしたほうがいいよ
    きみの心のよりどころの 損得から見ても効率的だ」

    いや、まさに。と、感じ入ってしまうのは、僕が、YO-KINGのいっこ下、
    桜井秀俊と同学年、グレートマエカワのいっこ上のおっさんだから、
    というだけじゃない、と思います。

    あと、アコギとホーンが響く、スッカスカで「録ったまんま」みたいな音も、
    ラップ+サビで歌、という今やみんなやってるけど走りは真心の
    「KING OF ROCK」とかだったよな、と思う構成も、大変によいです。

    本当に生きやすくなるためには、どうしたらいいか。
    観念的にじゃなくて、具体的に考えてみよう。
    ということを、音楽でもってここまで実践できている人、何年経っても、
    やっぱりこの人しかいません。
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