当初7月にEPとしてリリースされる予定だった新作は10月12日にアルバムとしてリリースされることになった。
RADWIMPSの怒涛のデビュー10周年を経て、野田洋次郎の創作意欲は猛烈に高まっている。illionのニューアルバムは、手法としてはサンプリングとトラックメイキングをベースに、どこまで衝動/感覚に忠実に脳を開放できるかという探求の果てに生まれたような作品だ。
そんな彼に迫るべく、『ROCKIN'ON JAPAN』では、2号連続で野田洋次郎のロングインタビューを掲載!
まずは現在発売中の10月号から、前編インタビューの一部をお届けします。
●RADはどっかにイメージを描きながら筆を進めるんですけど、すごくざっくりとした色をただただ乗せてって。20メートルくらい遠くから見たら、「ああ、なんか絵になってたね」っていうようなものがillionな気がした
●だから結局、自分のためにやってたというか。自分が毎日生き抜くために、安定した心を取り戻すためにやってた部分はすごいありました
●去年くらいから、どんどんマインドも変わっていってるのかな。自分のなかでの時間の捉え方とかが今までとは明らかに違うというか。どの一瞬もどんどん過去になっていく感覚が強すぎて。その時間に、なんでもいいから落とし込もうっていう欲求が強くなってる
●遠ざけたりとか距離を1回開けることに対するもったいなさというか。人との距離もそうだし、世界との距離感も。まず入り口でどう受け取られるかとか、どういう風に見られるかとか、ほんとに些末なことだなと思って。それはすごい強さとして手に入れられた
●RADがデビューして10年やってきたこととか、(山口)智史が抜けたこととか。映画をやったことも大きかったし、あの役を演じたこともそうだし、野田洋次郎としてああいうことをやったってこともそうだし。なんか全部がきっかけとして重なってたのかな
続きは発売中の『ROCKIN’ON JAPAN』10月号で!