Maison book girlに取材。ニューシングル『elude』も想像する喜びの塊です

Maison book girlに取材。ニューシングル『elude』も想像する喜びの塊です
ニューシングル『elude』をリリースするMaison book girlに取材しました。
現代音楽のエッセンスをキャッチーなポップスへと昇華しているのが、このグループの斬新さですが、刺激的な魅力を今作で一層深めています。

そして、アートワーク、ライブの演出など、様々な面での独自性がますます進化している点も、最近のMaison book girlのワクワクさせられる点です。
例えば、今作のために作成された衣装は、光が当たると模様が浮かび上がる加工が施されているのですが、その特殊効果が発揮されている新曲“レインコートと首の無い鳥”のMVが素晴らしいです。
「AIに一旦覚えさせた千鳥格子の模様を意図的に忘れさせて、その過程の適度なタイミングで生地にプリント」――というミステリアスな加工が施されている衣装を身に纏ってパフォーマンスを繰り広げている4人の姿は、この曲で描かれているのを感じる「記憶」というテーマを美しく表現しています。

Maison book girlのプロデュース、作詞・作曲・編曲を手がけている音楽家・サクライケンタは、メンバーたちに曲のテーマや、こめている意味を具体的に説明することはしないそうなのですが、4人各々が自由に想像力を働かせて提示している歌やダンスは、リスナーにもイマジネーションを全開にする喜びを噛み締めさせてくれます。
彼女たちは、どのようなことを考えながら表現に取り組んでいるのか?
新作『elude』を軸としつつ、その点に関してメンバーたちに語ってもらったインタビューは、rockinon.comの特集に掲載されますので、読んでいただけると嬉しいです。

ライブの動員が着々と増えていて、5月に行ったUKツアーも大成功するなど、彼女たちの活躍の場は、広がり続けています。
少しでも興味を持った人は、まずは手始めにYouTubeの公式チャンネルにたくさんアップロードされているMVやライブ映像を観てください。
心地よい衝撃を味わえるはずですよ。(田中大)
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