ザ・クロマニヨンズの『レインボーサンダー』は説明不要の最高ロックアルバム。ヒロトとマーシーにインタビューしました

ザ・クロマニヨンズの『レインボーサンダー』は説明不要の最高ロックアルバム。ヒロトとマーシーにインタビューしました
ザ・クロマニヨンズの新しいアルバムが今年もリリースされました。11月7日からは全国ツアー、そしてその長いツアーが終わると次回作の制作、そしてまたリリースと、このところのクロマニヨンズは、ほぼそのサイクルが1年周期でまわっているので、アルバムも年1ペースで届くのが嬉しいです。

そして今回もまた、文句なしにかっこいい、最高のロック・アルバムが完成しました。その名も『レインボーサンダー』。楽曲や作品について、自身で詳細な解説を加えることはほとんどしないヒロトとマーシーゆえ、どうすれば彼らの本作に対する思いをキャッチできるのかと、あれこれ逡巡しながらインタビューに臨んだわけですが、やはりアルバムについて語る、というよりも、彼らがロックという音楽に対して、どういう思いを抱いて曲を作って、ライブをしているのか、という話になっていきました。

なぜ彼らはバンドを始めた頃のままの、ピュアな衝動を持ち続けていられるのか──ヒロトは「簡単ですよ。だってレコードに針を落とせば一瞬でそうなるよ」と言いました。初めてギターを手にして「ロックンロール最高!って言った瞬間」が「てっぺん」なのだから、ロックンロールに携わるということは、ずっとそのピークにいることなのだと語ってくれたヒロトの言葉が、なぜか今もその笑顔とともに頭から離れません。個人的に、自分自身にとってロックとは何か、を改めて考えさせられる言葉でもありました。

というわけで、最新作『レインボーサンダー』はあれこれ理屈抜きで楽しむべき快作なのですが、ぜひこのインタビューもご一読いただければ、新作の制作風景なども少し想像できたりして、さらに楽しめるんじゃないかと思います。発売中の『ROCKIN’ON JAPAN』11月号に掲載しています。(杉浦美恵)
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