キュウソと会議、いや、インタビューをしました

キュウソと会議、いや、インタビューをしました
キュウソネコカミ、12月5日リリースのニューアルバム『ギリ平成』のインタビューをしました。
11月30日発売の『ROCKIN’ON JAPAN』1月号に掲載です。

本誌のキュウソのインタビューは、必ずメンバー全員である。
正直、インタビューする側としては、人数が少ない方がつっこんだ話をしやすくはあるんだけど、ただキュウソの場合は「あ、確かに全員じゃなきゃダメだ、これ」と、話すたびにこちらが納得してしまうのでしょうがない。

一番しゃべるのはヤマサキ セイヤ、その次がヨコタ シンノスケだが、だったらそのふたりでいい、というわけではないのだ。
要は、詞曲はセイヤが書いているけど、アレンジやディレクションやバンドの運営などに関しては全員の意志で行われている、そういうバンドだから、ということです。

なので、歌詞の話をする時も、メンバー全員分の歌詞資料を用意してもらって行うことにしている。
時間的に全曲の歌詞について聞くのは無理なので、特に気になった数曲について聞いたんだけど、1曲話が終わるごとに「はい、ありがとうございました。次は4曲目です」とか僕が言うたびに、5人が一斉にバサバサと資料をめくる。
その感じが、学校の授業みたいというか、会社の会議みたいというか、とにかくバンドのインタビューっぽくなくて、なんか面白いのでした。

でも実際、会議っぽくもある。当然、詞を書いたセイヤが中心になって答えることになるんだけど、他のメンバーもちゃんと考えてくれるし、ちゃんとしゃべってくれるので。
「俺、歌詞書いてないし」という人が誰もいない。というあたりも、いいバンドだなあ。といつも思います。(兵庫慎司)
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