ナノ ワンマンライブ「A Thousand Stars」を渋谷・AiiA Theater Tokyoで観た。
初っ端から熱く感情を震わせながら、その歌声を会場いっぱいに響かせたナノ。久しぶりのワンマンとあって、観客も待ってましたとばかりに熱狂で応える。
中盤のアコースティックコーナーではクリスマスということで“Last Christmas”と“Happy Christmas”を歌いあげる。これまでの熱い雰囲気とはガラッとかわり、英語詞を伸びやかな歌声に乗せ、オーディエンスを魅了した。
そして、今は亡き幼いころの恩人に向けて書かれた“Blue Jay”を、初の弾き語りで披露し、会場をノスタルジックな優しさに包み込んだ。
そこから終盤まではまたいつもの熱いナノで会場を再び盛り上げていく。ラストは観衆とともにピースサインを振りながらのシンガロングで大団円を迎えた。
夢に向かいひたむきに走り続けてきた説得力、日本とアメリカというふたつのルーツから生まれる多様性をナノは持っている。そんなナノだからこそ作り出せる、聴く人を鼓舞する熱情と優しく包み込む愛情が共存する気持ちのいいライブだった。
なお“Blue Jay”への思いはrockin'on.comのインタビュー(https://rockinon.com/interview/detail/181613)で本人が語ってくれているので、ぜひそちらも読んでいただきたい。(金光)
ナノ ワンマンライブ「A Thousand Stars」を渋谷・AiiA Theater Tokyoで観た
2018.12.22 22:44