リュクソの風通しのいい「好き」が詰まったラブソング“恋をして”。西垣匠が爆走するMVのように、衝動的な想いを乗せながら聴いてみて!


リュックと添い寝ごはんは、ほんとにいい「ラブソング」を書く。

“手と手”も“あたらしい朝”も“アップルパイ”も、この夏にリリースされた“By My Baby”もそうだけど、松本ユウ(Vo・G)の「好き」という気持ちにはうじうじした陰の部分が一切なく、混じり気のないピュアな「好き」だけがまっさらに綴られている。だからこそ、「ラブソング」の「ラブ」のキャパが広いような気がしていて、「愛しい人」のことはもちろん、人じゃなくたって、「好き」という気持ちを風通しよく向けられるものすべてを歌っている気がするのだ。

新曲“恋をして”も、「好き」という感情に導かれる衝動をそのまま音にしたようなギターリフが全編を貫きながら、《恋をして変わる世界》のドラマチックなきらめきが描かれていて、聴きながら思わず走り出したくなってしまう曲。MVでは実際に俳優・西垣匠が爆走していて、純情が爽やかに映し出されている。その西垣匠が出演していたドラマ『みなと商事コインランドリー2』のエンディング・テーマ曲“Be My Baby”では恋の行く末にある「愛」が描かれていて、“恋をして”と続けて聴くとまたいい。


“恋をして”、生で聴くとぬん(G)渾身の長編ギターソロも含めて、「好き」の衝動的な部分がより凝縮されて胸に届いて最高なので、ぜひライブでも聴いてほしいな。(畑雄介)


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