彼らが定義する「メジャーな音楽」とは一体なんなのか──単にその定義を問いているというわけではなく、メジャーデビューを果たして約1年の経験とそこから感じ取ったリアルな思いを作詞作曲を担当する少年あああああが、12曲の様々な方法で表現している。そこの真意についてインタビューではたっぷりと語ってもらいました!
私が思う終活クラブの魅力としては、一度聴くと耳から離れないキャッチーなメロディはもちろんなのだが、忠実なサウンドメイクにも心が踊らされる。たとえば、“幽霊”のアウトロの全パートが全力で音をかき鳴らすところなど、幽霊という姿の見えない存在(本曲の場合は思い出や感情というものでもあるかもしれない)の叫び、思い、声が楽器隊の音で見事に表現されているので、この曲への没入感が半端なく上がる。そんな視点で収録曲を楽しんでみると、“劇伴”や“無名芸術”、“もうすぐゆうれい”なども歌詞の世界観とのリンクがすごく、ひとつの作品を読み切ったような充実感に満たされる。それは、終活クラブの楽曲は深く設定されたテーマがあるからこそ感じられる感覚なのだろう。そういう面も私は彼らの大きな魅力だと思っています。
そんな今作についてメンバー全員で深〜く語ってもらったインタビューを現在発売中のROCKIN'ON JAPAN 12月号とrockinon.comで掲載中なので、ぜひチェックしてから改めてアルバムを聴いてみてください!
そして、彼らは現在初の東名阪クアトロワンマンツアー「終活クラブ QUATTRO ONE MAN TOUR 2025 『メジャーな音楽』」を開催しています。12月3日にはファイナルとなる渋谷クアトロ公演が控えているので、このインタビューをきっかけに気になった人は、彼らの最高にハッピーで楽しい空間を味わえるライブにも参加してみてほしいです!(岩田知大)
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