かいじゅうたちのいるところ 2009.12.09 03:46 ROCKIN'ON JAPAN 編集部日記 カルチャーページでレビューするのでスパイク・ジョーンズの最新作を見る。絵本原作のファンタジー映画だと思って見ると、凶暴なまでの人間の内面の描写に痛い目に合う。痛みを感じた分だけ優しくなれる映画でもあるけれど。人間の心の複雑な形や構造を楽しくわかりやすい映画模型にしてしまうスパイク・ジョーンズの才能はやはり突出している。音楽はヤー・ヤー・ヤーズのカレンO。音楽のみすみずしさが映画の痛みをすっきり飲みくださせてくれた。原作の絵本も家にありました。名作です。(古河)