バレンタインデーの昨日は、渋谷クワトロでschool food punishmentのワンマンへ。
詳しくは即日ライヴレポの方に書いてあるからそちらを読んでほしいんだけど、とにかくとてもいいライヴだった。
去年メジャーデビューしたばかりのころ、彼らのライヴはもっとナイーヴで、なんだか観客にもメンバー同士にもちょっと気を遣っているような、遠慮がちな部分があった。Vo&Gの内村友美の持っている世界観が、そもそも繊細で内省的に浮遊する白昼夢みたいなイメージだったから、そういうもんなのかと思っていた。最初は。
でも、それからライヴを観にいくたびに、一皮一皮タマゴでも剥くみたいに、ライヴは激しく肉体的になって、歌詞やMCの言葉は素直で力強くなって、メンバー全員の顔つきまでどんどん変わった。特に内村は、人間としての成り立ちが根本的に変わったんじゃないかっていうくらい、今は陽性のオーラを放っている。
昨日はそういうバンド自身の変化が、パンパンに満員の観客を最初っから最後まで、踊らせたり切なくさせたり笑わせたりする2時間弱のエンターテインメントとして過不足なくプレゼンされた、とても記念すべき日だったと思う。ロックと、エレクトロと、ポップと、ダンスと、ノイズが混じって爆発する彼らの輝きは、たぶん今年も、もっともっと大きなサイズになっていくと思う。4月にアルバムの発売も発表された。JAPANでももちろん、インタヴュー予定です!(松村)