ライムスター絶好調!

ライムスター絶好調!

金曜日はお台場でライムスターのライヴ。活動休止になった3年前の武道館公演以来の"King of Stage"ツアーということで、傑作アルバム『マニフェスト』を生んだ3人の気迫がビッキビキにみなぎった素晴らしいステージだった。

まだ追加公演の川崎が残ってるから詳細は書かないが、新作からの曲と過去の名曲ががっぷり組み合うような最高のバランス。それは単にセットリストの並べ方っていうことじゃなくて、今の曲が、どれもとにかく抜群にイイのだ。

そして、ある意味ライムスの真骨頂とも言える曲間のMCも、MCというよりもはや完全に「トーク」。宇多丸師匠の人格がラッパーから「司会者」に一瞬で切り替わることに、だんだん何の違和感も感じなくなってきた。聞いてるとどうも、次曲の前には必ずなんか気の利いたトークで前振りを言うべし、みたいな空気がある。それって、もはや売れっ子ラジオDJとしての性じゃないのか(笑)。

ライヴはたっぷり2時間半。東京公演ならではのビッグなサプライズもあった内容だったが、一番驚いたのは、どうも彼ら、次のアルバムに向けてガンガン動き続けるらしいということ。日本語ラップのオリジネイターが今の追い風を活かして、さらに先の円熟と革新を見せてくれるということなのである。むちゃくちゃ期待したい。

写真はライヴ直後のDJ JINと宇多丸。ものすごい満足感が溢れている。しかし宇多さんは、実は結構噛んだりした場面もあって、それをしきりに気にしていた。Mummy-Dはちょっと離れたとこでガンガン飲み始めていた。(松村)
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