吉井和哉のツアーが凄い

吉井和哉のツアーが凄い

想像を超える素晴らしいライヴだった。
15日福岡から始まった吉井和哉ツアー、東京公演。

めでたくオリコンチャート1位となった『The Apples』、このライヴを観るとアルバムの素晴らしさがさらに深く感じられる。
ブルース、ディスコ、カントリー、へヴィロックなど一曲一曲がまったく違う表情で、でも、どれもとても生き生きと力強い光を放っていた。
音楽の自由さ、楽しさ、美しさを生身で実感し、もっともっとアルバムのことが好きになる。

今回のツアーはジュリアン・コリエル(G)抜きの4編成バンドだが、ソリッドで生々しく、アルバムの手触りが再現されていた。
“MUSIC”や“プリーズ プリーズ プリーズ”のはじけっぷりはすごいし、
“イースター”や“クランベリー”、やっぱりむちゃくちゃカッコよかった!!

まさかの選曲にもぶっとんだ。
“おじぎ草”に続いてやった、土の中で咲くもう一つの花の物語が身震いするほど感動的だった。間違いなく今ツアーのもう一つのクライマックスだと思う。

終演後、感想を言ったところ、本人は風邪をひいて喉の調子が悪く、「まだまだー!」と自分に渇を入れまくっていたが、
そんな不調なんてぶっとぶくらいの、勢いと感動に溢れたライヴだったと、あの場にいた誰もが思ったはずだ。

ステージの吉井和哉は、誰も真似できないし、誰も追いつけない、ZEPPでは全然キャパシティーオーバーのスケール感とソリッドなカッコよさを見せつられた。

もちろん、まだまだ行ける!という可能性をびしびし感じたし、
アルバムの大事な1曲も今日は演奏されなかったし、
この先のツアーもとてもつもなく楽しみだ。

そして、7月1日には国際フォーラムの追加公演が決定した。


というわけで終演後、楽屋にて。
写真がとびすぎて、真っ白になちゃいました、すいませんー。
そういえば、客席からも「白い!」という声がかかっていた。
「最近、釣りに行ってないからね」と本人は答えていた。そこですか?
(井上)
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