本日は観たいライヴが重なり、2つをハシゴ。
まずはアナログフィッシュのイベント「TOKYO SAVANNA」。彼らにとって初の日比谷野音へ。
18時からの本編の前に、16時から30分間だけテイスティングパーティーと称されたフリーライヴを実施するとのことで、そちらを観てきた。
もちろん前方はファンでみっちり埋まっているのだが、フリーライヴらしく後ろのほうは音を聴きつけて入場したとおぼしき幅広い客層になっていた。
印象的だったのが、私の前に老夫婦が座り、熱心に聴き入っていたこと。特別なことじゃなく日常を丁寧に切り取った彼らの音楽は、リスナーを限定せず万人から支持される音楽なんだと改めて実感し、感慨深くなった。
最後は「まだ早いかな? でも本編は18時からで日が暮れちゃうんで」と”夕暮れ”。
日が傾いた秋の野音に美しく響き渡っていた。
あっという間に時間が過ぎ、分かってはいたが試食じゃまったく物足りない。欲求不満のまま、渋々野音をあとに。
お次はグッドモーニングアメリカ@代官山UNIT。
『ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ』リリースツアーファイナルにして、初のワンマン。
前身バンドの活動休止、再結成、バンドが前進せずもがき苦しんだ時期があったと、渡邊(Gt・Cho)が声を詰まらせながら語っていた。
そしてその時から「開いていくこと、届けること」を自分たちの目標に掲げるようになったとも言っていたのだが、それが今日のライヴでは文句なしに叶っていた!
1曲目からバンドもお客さんも笑顔、笑顔、笑顔で終始はじけまくり、会場全体がひとつの大きなエネルギーの塊になっていた。
そして驚いたのが、ダブルアンコールを求めるお客さんからSEの大合唱が起こったこと!
バンドとお客さんの今日という日への思い入れが誤差なくマッチしていたことが伺え、思わずウルッときてしまった。
最後の”ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ”にはPV、アー写に出演した水着ギャルたちがサプライズで登場するという嬉しいサービスも!
12月にVA、2月に自主企画フェスを開催するという発表もあり、勢いに乗る彼らからますます目が離せません!(藤田)
アナログフィッシュを試食して、グッドモーニングアメリカへ
2011.10.10 22:18