OverTheDogsで“わんわんわんの日”

OverTheDogsで“わんわんわんの日”

渋谷クラブクアトロで行われた自主企画。
Dogsで11月1日なので「わんわんわん」です。
The SALOVERSとナノウという、絶妙な共演者のラインナップ。

The SALOVERSは先日同じクアトロで観たワンマン以来だったけど、
気合みなぎりまくりのワンマンとは違い、どこか肩の力が抜けた感じで、
観ていてとても気持ちよかった。
古舘が「わんわんわんの日といえば台湾のThe SALOVERSです」と叫んで
“オールド台湾”からライヴを始めたわけだけれど、
それだとサラバーズが台湾出身のバンドみたいだなあ、と、
ほんっとにどうでもいいことですいません。

続くナノウ、初めてライヴを観たが、改めてこの人の歌はすごい。
言葉のひとつひとつどころか、
音符のひとつひとつに思いっきり感情が込められている。
ドカーンガッシャーンとロックンロールを撒き散らす
サラバーズとのコントラストも鮮やかで、引きこまれた。
ニコ動の歌い手として非常に高い評価を得ている彼だけど、
生身の歌にはやはりそれ以上の何かがある。

そして本日の主役、OverTheDogs。
11月7日にアルバム『プレゼント』のリリースを控えているが、
とにかく、ここのところバンドの表現力も、
恒吉の空気をつくっていく力も、研ぎ澄まされてきている。
アルバムからの新曲も含め、すべての曲が常に新たな生命を吹きこまれているよう。
アンコールでは福生七夕まつりのキャラクター「たっけー☆☆」
https://twitter.com/fussatanabata)が登場して踊ったり、
ライヴが終わったあと、今日誕生日だった佐藤ダイキ(B・Cho)に
お客さんからハッピー・バースデーの合唱が起きたり
(それに応えて登場したダイキが「E.YAZAWA」のタオルを肩にかけてて笑った)
OverTheDogsの人懐っこさとあったかさがよく表れていた。(小川)
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