THE YELLOW MONKEY「タワモン」で4人が集合、続き! これがその写真!!!
2012.12.13 15:49
そしてみんなで記念撮影! それぞれのロックミュージシャンとしてのオーラはもちろんだが、4人並んだオーラはやはり格別だ。とてもスペシャルな写真だと思う。あと、このサインも!
http://twitpic.com/bldc1h
最後にメンバーを代表してヒーセが挨拶に指名された。マイクを持つと、バラバラな位置に立っていたメンバーに、「ほら、ヒーセの横に行って」と大森社長自らメンバーに声をかけて回る姿が、なんだかバンドの初期の頃ようで感慨深かった。それこそ20年前に何度も見てきた風景だったし、デビューライヴの渋谷クアトロで黒いスーツという正装姿で演奏した終演後も、こんな感じだったような…。入って右側に陳列されたロゴ入りの緑色の木箱は、確かその時に関係者に配られたものだ。
実は、この会場に来るまで編集部で吉井和哉のベストアルバム『18』インタヴューの編集をやっていたり、会場内にはちょうど昨日発売となったbrainchild’s『Major Code』(過去の作品からは信じられないほど開放的に菊地英昭のロックが自然体で鳴り響く快作! アートワークも直球で素晴らしいと思ったら「はずしたつもりだったんだけどね」と本人は言ってましたが)が陳列されていたり、でもここは一面イエローモンキーの世界だし、その中にイエローモンキーではない4人がいるし、でももちろん喪失感でも混沌でもない祝福の空気が流れていて、とても不思議な気分だった。そう告げると、まさに『18』のすべての音源が今日あがったばかりだという吉井も、頷いていた。
そして、「こんなに仲がいいのに一緒にやらないのが不思議だね」「でもやらないからいいっていうこともあるんだろうね」と、壁に飾られたたくさんのポスターを見ながら、穏やかにつぶやいた。2010年の結成20周年表紙インタヴューの時と同じように。
もしもこのバンドが、この4人だけのものだったとしたら話はもっと簡単だ。THE YELLOW MONKEYが自分たちだけのものではない、みんなにとって大切な宝物であることがわかっているからこそ、そう簡単ではない。その神聖な気持ちがこのバンドを特別なものにしてきたこともわかるから。それは4人それぞれから、語らずともしっかりと感じられた。
このバンドに出会えて幸せだ ――。関わり方や聴いた時代は人それぞれだが、ここに立った誰もがきっと思うだろう。そして、ここに立っている4人は誰よりもそう思ったことだろう。
この空気をみんなに伝えたいなあ、でも内輪の打ち上げだしなあ、という気持ちがもろに顔に出ていたのだろう、「書いてもらっていいですよ」と大森社長がさらりと言ってくださった。というわけで、独断的な目線ながらずらずらと書かせていただきました。
「タワモン」は16日(日)まで。入場料500円。グッズで販売していた信藤さんデザインの特製Tシャツがすごくかっこよかった。ぜひ多くの人に、この場所に立ってほしい。http://tower.jp/article/news/2012/10/30/n02
その1の様子はこちら。
http://ro69.jp/blog/japan/76037
(井上)