Plastic Tree、盛り沢山なツアーファイナル初日

Plastic Tree、盛り沢山なツアーファイナル初日
五階まで客席のあるオペラハウスのような横須賀芸術劇場で、いつもとはまったく違ったはじまりと終わり。アルバム『インク』の濃密な世界を中心に、シューゲなバンドの核を刻みつけながら、もちろん会場と一体となる激しい楽曲も披露された。しかも、今日は有村の誕生日とあって、特別な演出も。
まずは、指定された曲(“ピアノブラック”)の演奏中、写真撮影が解禁に。というわけで、四階から撮影したのが上の写真。会場中の携帯の光が星のようで美しかった。
さらに、メンバーのハッピーバースデーの演奏に合わせて合唱。「いや、みなさん、そんな」と言いながら、運ばれてきたケーキの蝋燭を吹き消した。すると、開場時に配られた「おめでとう竜太朗」と書かれたフライアーを全員が掲げるというサプライズ。ここまでは想像してなかった、という有村に、ナカヤマ「最初、赤鬼のお面かと思った」、有村「なんで俺、誕生日に鬼に怒られなきゃなんないの?」というやりとりが面白かった。
しかしその後、「今日は美しい日でありました」という言葉に導かれた“ライフ・イズ・ビューティフル”はとても感動的だった。

終演後、メンバーは客観的になれないと言っていたが、これだけ盛りだくさんで、色んな魅力が詰まったライブだけに、それは当然のことだと思う。観ていて、色んな感想や感情が次から次へと降り積もるようなステージだった。きっとしばらく時間が経って、じわじわと色んなシーンがよみがえってくるような、濃厚すぎる時間だった。
明日の千秋楽に参加できる人は、ぜひ体験してみてほしい。
(井上)
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