Plastic Tree、「裏インク」7日間無事完遂!@東京キネマ倶楽部

Plastic Tree、「裏インク」7日間無事完遂!@東京キネマ倶楽部

どんどん深く濃く『インク』が身体に染み込んでいくようなPlastic Treeのツアー番外編「裏インク」。東京キネマ倶楽部7DAYSが本日ファイナルを迎えた。虹の色を日毎にイメージし、セットリストも『インク』を中心に少しずつ変わっている。今日は「紫色の映画館」ということで、“リラの樹”から始まって、“パイドパイパー”“lilac”とこの日ならではの曲が聞けた。強力な雑食性を持ったバンドだということを改めて感じさせる多様な楽曲が面白かった。ギターはホント大変そうだと思うが。
“インク”〜“くちづけ”、“てふてふ”〜“96/218”〜“ピアノブラック”、“ライフイズビューティフル”〜“シオン”など、ハイライトがいくつもあるなあ、と今回のツアーを観ていて感じたが、それはそのままアルバムの完成度の高さの証明でもある。中毒性が高く、長く愛される作品になるだろう、とインタビューの時も書いたが、ツアーを経て改めて思った。

ちなみに7日連チャンと告げると同僚のミュージシャンたちから「7日間ですかー!?」と言われるが、心配してくれてるのかバカ扱いされてるのか…とMCで語り合っていたが、どう考えても無茶な企画である。バイト先に通ってるみたいな気分、だったのが、金曜日あたりからようやく名残惜しい気持ちが出てきたそう。でもって今日は、もっとやれるんじゃないか、と無防備な発言をして、フロアからは「延長ーっ!!」という叫び声がすかさず起こっていた。

写真はアンコール、出窓風の中二階で“ロールシャッハ”を弾き語る有村。途中からベース、ドラム、キーボードが入った新鮮なアレンジになっていた。この後、“夢の島”“37゜C”も歌った。写真だとロミオとジュリエットの舞台のような、宝塚のワンシーンのような不思議な感じだが、歌ってるとこのままこの中二階の住人になってみてほしいような似合いっぷりでした。

終演後、秋に京都、福岡、仙台、名古屋、大阪、東京でツアー開催されることが発表された。(井上)
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