ハルカトミユキ初ワンマンライヴ「ドライ・バニラアイス」で魅了されり。

ハルカトミユキ初ワンマンライヴ「ドライ・バニラアイス」で魅了されり。

先週木曜、wwwにて行われたハルカトミユキの初ワンマンライヴ「ドライ・バニラアイス」に行ってきた。

私が彼女たちのライヴを観るのは、昨年末にストロボカフェで行われたアコースティックライヴ以来。
その時はテクニカルな歌の成長を感じたが、今回は表現力が増していて圧倒された。
もとより音楽的才能のあるハルカとミユキなので、巧く歌おうと思えば壁にぶち当たることなくスマートに歌えてしまう人たちだ。
しかし、環境が変わり、活動の場が増えていっている今、悩んだり喜んだり、様々なことを吸収していくなかで、表現力がついたのだろう。
何も無駄なことじゃないということを体現するかのように、立派に成長を遂げていて感動した。
聴き慣れた曲たちのはずなのに、それによって一層深みが増し、心に迫るものがあった。

また、今回のセットリストは結成当初に作った楽曲から、最新ミニアルバム『真夜中の言葉は青い毒になり、鈍る世界にヒヤリと刺さる。』の収録曲まで、新旧曲織り交ぜたもの。
ハルカトミユキの持つ思想やスピリットは、いつでも儚さのなかに太い芯が通っているのだということが浮き彫りになり、頼もしくなった。

現段階では全てを出し切ったステージだったと思うし、本人たちもきっと満足いく内容だったと思う。
でも、私は彼女たちのポテンシャルはこんなもんじゃないとも思う。
夜明け前のほの暗い空に残る星のように、もっともっと輝いて欲しい。
今後にも期待!
(藤田)
ROCKIN'ON JAPAN 編集部日記の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする