横浜アリーナでMr.Childrenを観た!

横浜アリーナでMr.Childrenを観た!

日曜日は横浜アリーナでミスチルのライヴ! アルバム『(an imitation)blood orange』のツアーで、横浜は土日の2日間。
と言っても、去年の年末からドーム→アリーナと回って、最後にさいたまスーパーアリーナ→大阪城ホール→沖縄で6月にフィニッシュするツアーなので、これはまだまだ中盤戦。
しかしながら、ミスチルの「今」をこれ以上なく鮮やかに描き出した、驚異的なパワーのショウだった。

ネタバレしたくないので詳細は自粛するが、今回のツアーで彼らが挑んだのは、ポップスターとしての自分たちを「イミテーション」=「現実のコピー」として定義しながら、時にイミテーションが現実を凌駕してしまう瞬間の中に、自分たちの存在意義をもう一度見つけ出すことだった。だから、映像の仕掛けこそいろいろあったが、むしろそれ以外はシンプルなステージ・セットの中で、桜井和寿の歌とバンドの演奏が、そういう瞬間の美とエネルギーを存分に発揮できていた3時間弱だった。

そしてミスチルは、もはや日本国民の共有財産と呼べるほどのスーパー・バンドだが、彼らが本当に凄いのはヒット曲の数が多いことではなくて、いまだに進化を止めないことだというのを、あくまで新作に軸足を置いたセットリストと、それに大合唱で応える満員のオーディエンスが証明していた。(松村)
ROCKIN'ON JAPAN 編集部日記の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする