【JAPAN最新号】Mr.Children、デビュー30周年、そして未来へ。全国ドーム&スタジアムツアー、ベスト盤リリース、そして新曲“永遠”“生きろ”発表。そのすべてとこれからをメンバー4人で語り合った超ロングインタビュー

【JAPAN最新号】Mr.Children、デビュー30周年、そして未来へ。全国ドーム&スタジアムツアー、ベスト盤リリース、そして新曲“永遠”“生きろ”発表。そのすべてとこれからをメンバー4人で語り合った超ロングインタビュー

30周年で満了した気持ちになりたくなかった。だから「自分で暗示をかけよう!」って。
今度は半世紀を目指す、まだその入口なんだよってことを(桜井)

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』6月号表紙巻頭にMr.Childrenが登場!

デビュー30周年、そして未来へ
全国ドーム&スタジアムツアー、ベスト盤リリース、そして新曲“永遠”“生きろ”発表。
そのすべてとこれからをメンバー4人で語り合った、待望の巻頭超ロングインタビュー

インタビュー=山崎洋一郎 撮影=藤代冥砂


Mr.Childrenが動き始めた。
1月に「Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス」が発表されてから、新曲“永遠”がNetflix映画『桜のような僕の恋人』主題歌に決定、ベストアルバム『Mr.Children 2011 - 2015』『Mr.Children 2015 - 2021 & NOW』リリースの発表、さらに新曲“生きろ”が映画『キングダム2 遥かなる大地へ』主題歌に決定、そして“永遠”はサブスク配信もスタート、と次々に新たなニュースが発表され、大きな話題になっている。新曲のリリースはアルバム『SOUNDTRACKS』以来で約1年3ヶ月ぶり、ツアーは「Mr.Children Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY”」以来、なんと3年ぶりとなる。

今年はMr.Childrenのデビュー30周年にあたる。
周年を記念したツアーに向けての桜井和寿からのメッセージには「これは凄いことになります!」とあり、期待は限りなく膨らむ。そしてさらに興味深いのが「感謝と情熱と歴史と次なる野望を注いで育てた音の花束」という言葉の中の「次なる野望を注いで」という一言である。30周年を迎えるMr.Childrenが、そのアニバーサリーのツアーを前にはっきりと「次なる野望」と言い放ったことに心が熱くなる。それが新曲を指すのか、ライブのセットリストを指すのか、はたまた演奏や歌そのものを指すのか、それともステージセットや演出のことなのか、それはツアーが始まってみなければわからないが、この30周年を記念するツアーが未来のMr.Childrenに向けての新たな前進の一歩でもあるということが確かに伝わってくる。新曲の“永遠”と“生きろ”からも、それは明確に伝わってくる。だからツアータイトルは「半世紀へのエントランス」なのだ。

思えば、Mr.Childrenの30年は前進と進化の30年だった。
まるで集大成のような内容でありながらまったく新しいバンドアンサンブルに挑戦した2015年の『REFLECTION』、バンドのエネルギーと肉体性を解放した2018年の『重力と呼吸』、海外のアレンジャー/エンジニアと組んで洗練された音に到達した2020年の『SOUNDTRACKS』と、近年の3作だけを見ても大胆に変化して進化している。そして2022年、このアニバーサリーでも後ろを振り返るのではなく前進しようとしている。思えば、彼らはコロナ禍のために最新アルバムである『SOUNDTRACKS』のツアーをまだ行っていない。それでも、足踏みすることなく新しい扉を開けようとしている。その徹底して前向きな姿勢こそがMr.Childrenそのものだと僕は思う。

その新たな始まりを告げる第一声がこのインタビューとなる。30周年のこと、“永遠”と“生きろ”のこと、そしてツアーのこと、ベストアルバムのこと、そして今の音楽シーンについて、その中での自分たちについて、すべてを語ってくれている。冗談を言い合いながらも、力強く誠実な言葉のやり取りが交わされた濃密なインタビューになった。(編集長 山崎洋一郎)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年6月号より抜粋)


【JAPAN最新号】Mr.Children、デビュー30周年、そして未来へ。全国ドーム&スタジアムツアー、ベスト盤リリース、そして新曲“永遠”“生きろ”発表。そのすべてとこれからをメンバー4人で語り合った超ロングインタビュー - 『ROCKIN’ON JAPAN』2022年6月号『ROCKIN’ON JAPAN』2022年6月号
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