【JAPAN最新号】ラプソディ、前代未聞のロックアニメプロジェクトが今始まった!

【JAPAN最新号】ラプソディ、前代未聞のロックアニメプロジェクトが今始まった!
現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』6月号でロックアニメプロジェクト『ラプソディ』に迫る!

前代未聞のロックアニメプロジェクトが今始まった!

文=小栁大輔


この数ヶ月広告を掲載してきたから、この絵を見たことがあるという読者もたくさんいるだろう。この13人は今新たに始まった「ロックアニメ」プロジェクトの主人公たちだ。作品の名前は『ラプソディ』。この13人が組む4つのバンドが、懸命に生き、絆を深め、悲しみを乗り越えていく物語が紡がれていく。そこには何曲もの楽曲が刻まれていく。そのうちの何曲もが、JAPAN読者の心にも刺さっていくことだろうと思う。というか、『ラプソディ』というプロジェクトはロックバンドを強く求め、彼らの姿勢と言葉に救われ、日々を決死の思いで生き抜いているロックリスナーたち――つまり、今こうしてJAPANを読んでくれている読者のためにこそ、僕たちロッキング・オンが立ち上げた正真正銘、本物のロックアニメプロジェクトなのだ。

『ラプソディ』の楽曲は、長い間ロックミュージシャンの心に寄り添い、切実な言葉を届けてきた僕たちロッキング・オンが信じてきた「今こそ、今を生きる僕たちに必要な」ロックである。ロックの究極のインサイダーとして、これまで僕たちを何度も救ってきてくれたロックの強さ、普遍的なメッセージを伝えていく――。そういう作品を作りたかった。ここに至るまでに、3年以上もの時間をかけて、楽曲を作り、歌詞を作り、ストーリーを作ってきた。JAPANを作りながら感動してきたロックのすごさ、フェスを作りながら出会ってきた奇跡のような光景。『ラプソディ』には、ロッキング・オンが見つめてきた、ロッキング・オンだからこそ語ることのできるロックの真実を込めてきたつもりだ。『ラプソディ』に登場する4バンドは物語を生きていく。その物語はYouTube上にアップしているのでぜひ観てほしいが、少しでも触れてくれればきっと多くの読者がこう感じてくれるんじゃないかと思う――「これは自分の物語なんじゃないか」と。13人は孤独だ。しかし、仲間と出会い、孤独であることを認め合い、運命に導かれ、ひとつの夢を叶えていく。彼らの生き様は、同じように悲しみややるせなさに向き合いながら今日も生きるすべての人たちを救い、そして肯定してくれる。悲しみを越えていくための希望の力――。それがロックが持つ最大の力なのだとしたら、『ラプソディ』が挑んでいるのは、そんなロックの奇跡を何度も起こし、触れてくれたすべての人たちを救っていくことだ。ロックの新たなあり方を探し、『ラプソディ』は進んでいく。この挑戦をともに見つめていてほしい。(小栁大輔)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年6月号より)



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