【JAPAN最新号】BUMP OF CHICKEN、“天体観測”の再レコーディング、そして新曲“クロノスタシス”について。藤原基央、語る

【JAPAN最新号】BUMP OF CHICKEN、“天体観測”の再レコーディング、そして新曲“クロノスタシス”について。藤原基央、語る

スキルが追いつかなくって悔しい思いをした当時の俺たちの顔が見えるわけです、音源から。
それに対して「おまえたちのできなかったことは俺たちに任せろ!」って。
そん時だけは8人でやってるような気持ちだった

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』6月号にBUMP OF CHICKENが登場!

“天体観測”の再レコーディング、そして新曲“クロノスタシス”について。藤原基央、語る

インタビュー=山崎洋一郎 撮影=太田好治


新曲の“クロノスタシス”のイントロからAメロの部分はとても新鮮だ。BUMPでは定番のひとつと言ってもいいアコースティックギターのアルペジオなのだが、それが伴奏ではなくて主役のような存在感で奏でられ、シンセが重なり、ストリングスのピチカートがそこに混じり合って歌へとすっと繋がっていく。Bメロではさらに打楽器やフィンガークラップも加わってコーラスも参加して、そこからポーンとサビへ弾けるのだ。どの楽器のどの音もまるで歌っているような強い存在感があって、曲全体がとても立体的で躍動感が増している。アルペジオを基調とした定番のパターンなのに、すごく進化しているのを感じる。より「本質」へと進化している。

そして面白いことに、歌詞もまったく同様の進化をしている。伝えているテーマはこれまでの他の曲にも通じる内容なのだが、パラグラフの一つひとつの存在感、そこに描かれている個々の情景や感情の強さやたしかさ、それらがぐっと増している。強くなっているBUMPを感じる。

そしてApple Musicのキャンペーンとしてなんと“天体観測”が新たに再レコーディングされて公開された。アレンジやフレーズはほとんど変えずにほぼ20年前の“天体観測”を忠実に再現するように演奏されているのだが、じつにまったく新しい“天体観測”になっている。いろんな意味で感慨深く聴ける“天体観測”なのでそれについてもじっくり話を聞いた。(山崎洋一郎)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年6月号より抜粋)


【JAPAN最新号】BUMP OF CHICKEN、“天体観測”の再レコーディング、そして新曲“クロノスタシス”について。藤原基央、語る - 『ROCKIN’ON JAPAN』2022年6月号『ROCKIN’ON JAPAN』2022年6月号
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