本棚のモヨコ×おとぎ話

本棚のモヨコ×おとぎ話

札幌の5人組、本棚のモヨコが東京で初めて開催する自主企画「モヨコの魔法ナイト in TOKYO」。
モヨコとおとぎ話の2マンなので、サブタイトルは「本棚のおとぎ話」。

この本棚のモヨコ、4月に『夢の続きをもう一度』という初の全国流通ミニアルバムを出したばっかりだが、個人的にどうにも気になっていて、何度かライヴを観ている。
なんで気になるのかといえば、オルタナティヴロックとファニーなギターポップをごった煮にしたみたいなサウンドも気持ちいいし、音符がやたら上下運動を繰り返すメロディラインもいい感じだし、ニコニコ笑顔振りまきながらめちゃくちゃパワフルにバスドラ踏みまくりタムを叩きまくる女子ドラムもおもしろいのだが、いちばんはVo・G森脩平の歌詞と佇まいだ。
ファンタジックにやさぐれているというか、ブチ切れすぎてメルヘンというか、怒りや失望や諦めや怠惰をこういうふうに表現する人ってあんまりいないと思う。
そしてそれってものすごく切ないし、ものすごくかっこいいと思うのです。


なんていうか、裏っ側覗き見たくなるソングライター。気にしておいて損はない、と言っておきます。

一方のおとぎ話も、32歳になったばかりの有馬くんが溢れ出る「イチゴが好きすぎる」という思いを綴った新曲が最高だった。(小川)
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