8月14日にリリースされる2ndフルアルバム『POWER OF NOISE』を一足早く聴かせてもらった。
超いい。タイトルがまず最高だし、中身はもっとすばらしい。

思えば春にインタヴューしたとき、永原真夏は「次のアルバムのテーマ」と前置きして、

「頭のてっぺんから足の裏まで私だから、この手のひらも自分だし、肘も自分、足の甲も自分と思うと、好きですっていうか感謝します。毎日動いてるー！みたいな」

と語っていた。
生きていること、生きているわたし、を丸ごと肯定する生命賛歌。
でもただ「大丈夫だよ」「心配ないよ」「君は君でいいんだよ」ってことじゃない。
毎日闘って、傷ついて、ボロボロになって、それでも生きている自分や他人を「よし！」って背中叩いて讃えてやる、そんなパワーがみなぎっている。痛いけど嬉しい。
アルバムでもひときわピカピカ光っている新曲“DNA”はまさにそういう歌。

あれだ、何か悩んでたり迷ってたりするときに、一緒になって悩んだり迷ったりしてくれる友達ももちろん必要だし大切だけど、とにかく「わかった、わかった、じゃあ、進めー！」ってぐいーんって手を引っ張ってくれる人がいたら、どんなに心強いだろうと思う。
このアルバムはそういう作品。SEBASTIAN Xはそういうバンドだ。

夏の暑さにバテ気味になっているかもしれない8月半ば、このアルバムがみんなのバイタリティを復活させるであろう（予言）。
写真は4月の「TOKYO春告ジャンボリー」のときのまなっちゃん。（小川）