パスピエによる自主企画「印象B」＠恵比寿リキッドルーム。
the band apartと、DJとして呂布が出演。
バンアパとの対バンは意外っちゃあ意外な組み合わせですが、じつはバンアパ原氏がパスピエに対して多大なるリスペクト、というか寵愛を注いでいて、MCで成田ハネダも言っていたけど家に呼ばれたりとかしていて、それでこの組み合わせが実現したのだ。
原はステージでも「好きだ」と言っていたし、パフォーマンスも心なしか楽しげ、というか浮かれてるんじゃないかと思うほど。

それにしてもパスピエ、お客さんのノリも、バンドのテンションも、最高。
大胡田なつきの歌がこれまで以上に立っていて、たとえば“名前のない鳥”とかでヴォーカルオンリーになるところのスケール感には鳥肌が立ったし、キーボードもベースもギターもドラムも全部が前のめりで、気合いと貪欲さに満ちていた。

でも何よりインパクトを感じたのは、バンドの演奏もさることながら観客の熱さ。何とも言いようのない熱気が最初から最後まで流れていて、それが手拍子とか合唱とか、ものすごく目に見える形で表出しているのがめちゃくちゃ新鮮で、感動的だった。
オリコン初登場トップ10は惜しくも逃したけど（11位！）、パスピエはがっちり時代に食い込んで、リアルな「俺たちのバンド」として存在感を発揮し始めている。

その証拠、といっていいのかわからないけど、秋に行われるワンマンツアーもアルバム封入特典の最速先行も一気に規定枚数に達してしまった。
というわけで、アンコールでは追加公演の開催を発表！　全国8ヶ所、12月21日の最終日は赤坂BLITZ！
ここから、パスピエ止まらないぞ。

ツアーの詳細はオフィシャルサイト
http://passepied.info/
へ！（小川）