ルー・リード、キターッ!!!!

ルー・リード、キターッ!!!!

今日は寒いからおでん。大根を煮ながら仕事してたらアマゾンから『Berlin: Live at St. Ann\'s Warehouse』が届いた。2006年冬NYで5日間にわたって行われた『ベルリン』完全再現ライヴのCD化。ドキュメンタリー映画『ルー・リード/ベルリン』(監督はジュリアン・シュナーベル)は先月から上映されていたのだが、やっとCDが出た。でも日本盤は来年1月予定。
ストリングス、管楽器、12人のコーラス隊も参加した壮大な構成、しかも前回の来日時にも登場した天使の歌声=アントニーも参加、美しい。なのにやたらとパワフルで徹頭徹尾ロックで地獄へ道連れな感じがすごい。「頽廃」の代名詞ともいうべき気怠く儚い『ベルリン』が、33年を経て肉体的になっていてびっくりする。ヴォーカルとギター、パンチ効きまくってるなぁ、と思ってたら、ジャケットのルーの腕を見よ! このスタローンみたいな筋肉がすべてを物語っている、そういえば髪型も……。
キャバレーなピアノの響きとマミィーッ!という幼子の絶叫を日夜貪っていた十代の自分に聴かせて喝を入れてやりたい。 (井上)
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