さよなら、また今度ね@渋谷eggmanソールドアウト、凄いものを見た!

さよなら、また今度ね@渋谷eggmanソールドアウト、凄いものを見た!

昨日は、さよなら、また今度ね、待ちに待った2回目のワンマン。
チケットは、去年9月の下北沢シェルターに続いて渋谷eggmanがソールドアウト!
彼らのキャリアや経験からしても、素晴らしい勢いだと思う。彼らのまったく新しい才能と表現が1時間半のステージについに完璧に凝縮された、そんな記念すべき一夜だった。

笑えて、予測不可能。それは曲そのものもそうだし、曲間のMCでも何を話すか、何が起こるかわからない。でも、メロディは一貫してめちゃくちゃポップだし、この世界に溢れるわけのわからないものを、前向きに肯定していくパワーがすごい。そして、昨日のステージを見て感じたのは、今の彼らはそれだけじゃないということ。

とにかく、歌そのものの説得力がグンと増している。破天荒なパフォーマンスの奥から、シリアスでエモーショナルなメロディがダイレクトに響いてくる感じが、この日のライヴにはあった。フロントマンの菅原(Vo)の歌声からは気迫が滲み出ていたし、そんな思いの強さに、観ている自分も泣きそうになってしまった。

MCとか、グダグダな部分もあるんだけど、そこも含めて、昨日は異形で高純度のポップネスに変換されていた。彼らのそんな個性は、間違いなく研ぎ澄まされている。で、そういうネクストレベルぶりを象徴するのが、初めて披露された、ベースの佐伯が菅原とツインヴォーカルをとる新曲だった。4つのキャラクターが生む唯一無二のグルーヴが、さらに深く自由に楽曲に刻まれていて、とにかく素晴らしい。ここに来てさらに突っ走り、表現の幅を広げてきた4人の行く末が恐ろしく思えるほどだった。

写真は終演後の4人。
終演後も、物販に並んだ何十人というお客さんに、メンバーひとりひとりが会話を交わし、名残惜しそうにコミュニケーションを取っていた。どんどん愛されるバンドになってるな〜と実感。思わずジ〜ンと来てしまう、めちゃくちゃいい光景でした。(塩澤)
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