野音でレキシ&ハナレグミを観た!
2014.04.07 18:02
レキシとハナレグミの所属事務所Laughin'の8周年イベントを観に、日比谷野外大音楽堂へ行ってきた。
ここ数日の春到来!という暖かな気候からすると一気に冬に逆戻りな1日だったけれど、会場に集まったお客さんはライヴが始まる前からちょっとお祭り気分な雰囲気で、心はホクホク温まっているようだった。
もともとレキシこと池田貴史とハナレグミの永積崇はSUPER BUTTER
DOGという同じバンドで活動していたわけだが、ま〜全くカラーの異なるツーマンライヴで、1度で2度おいしいイベントでした。
レキシは相変わらずの暴走MCでどかどか笑いをとりつつ、数少ない(?)演奏曲ではがっちりお客さんの心を掴んでしまうキャッチーさが何とも言えず、素晴らしかった。音楽的才能をここまで遊び倒してしまえる人、そうそういないと思う。6月リリースのアルバムからの新曲も披露され、新作への期待も高まった。
ハナレグミのステージは打って変わって、ちょっとクールな雰囲気に。洗練された音の中にじんわりと人肌の暖かさを感じさせてくれるのは、永積の天性の歌声と卓越したヴォーカリゼイションのためだろう。名曲“家族の風景”のイントロが流れた瞬間に会場中に広がった期待と喜びのため息は、とても幸福な空間を作り出していた。
アンコールでは、イベントタイトル『La族がやって来るラァ!!ラァ!!ラァ!!』にちなんで?原始人の格好をしたレキシとハナレグミが登場。サポートメンバーも一同に会し久保田利伸の“LA・LA・LA
LOVE SONG”のカヴァーで大団円となった。
ステージパフォーマンスは全くタイプが違うけれど、それぞれの方法で音楽をとことん楽しみ尽くす方法を知っているレキシとハナレグミ。レキシは8月20日のハニワの日に初の日本武道館公演も控えているわけだが、今後も彼らがどんな音楽を届けてくれるのか楽しみに待ちたい!(渡辺)