吉川晃司の10 曲、本人に聞いた!
2014.06.05 00:32
今年デビュー30周年を迎えた吉川晃司。
bridgeで個人的に念願の超ロングインタヴューをさせてもらった。
僕は自分でもちょっとどうかと思うほど吉川晃司が好きである。
昔からそうだ。
中学生のときふと気がついた。
きっかけも何もなくて、気がついたら吉川晃司が好きだった。
あるとき突然吉川晃司が好きな自分に気づいたという感じだった。
理由は本当によくわからない。テレビで、過剰なほどシャープに踊り、誰にも似ていないヴォーカルを迷いなく貫く吉川晃司を観て、とにかくでかいなあ、と思った記憶があるくらいだ。
それは背丈が、ということではなくて、存在としてでかいなあ、ということだったんだと思う。
その頃、僕はきっと何か挫折でもして、自分の輪郭を知り始めたときだったんだろう。
今回初めてお会いして思った。
やっぱりでかい人だった。
背丈が、ということももちろんあるが、物事の捉え方が言いようなくでかい、という印象だった。
インタヴューは30年を象徴する10曲を選ばせてもらい(いいセレクトになっていると思う)、それについて語ってもらった。
素晴らしく面白い、そしてカッコいい、どこまでも深くエモーショナルな話を聞かせてくれた。
2時間もインタヴューしてしまった。
気づいたら2時間も経っていた。
おかしなテンションだとお思いでしょう?
ええ、だいぶヘンです。
でも、テキストはハンパじゃないと思う。
若い読者にこそ面白く読ませてやるのだという、怨念に近い情熱を込めまくったインタヴューにしようと思い、実際そうなった。
訓示だらけ、という感じで、当時、何かに挫折していた自分が読んだら今よりはずっとでかい人間になれていたのではないだろうか(笑)。
掲載は6月23日発売のbridge。
写真もヤバいです。