家入レオは二十歳の誕生日に素晴らしいライヴをした

家入レオは二十歳の誕生日に素晴らしいライヴをした

二十歳の誕生日当日に行われたこの日のライヴ。
本人の気合もさることながら、ファンのエネルギーも巨大で、とてもハッピーでパワフルなライヴだった。

盛りだくさんのライヴでもあった。
トークコーナーあり、新曲のお披露目もあり、本人いわく「初めて」ワンピースを着ての登場なんていう一幕もあった。
アコースティックセットもあった。
さらに、終演後には自ら出口に立ち、2500人のお客さんをひとりひとり見送るというサプライズもあった。

家入レオはこれまである意味、孤独であることをエネルギーに変えて歌ってきた。
だからこそ、その歌には鮮烈で鋭利なインパクトと一度心に刺さったら決して抜けない共感のメカニズムがあった。
しかしその歌が徐々に変わってきた。
聴き手の孤独を共振させる強さから、聴き手の孤独を癒し、抱きしめる優しさへ、家入レオの歌は本質を変えつつある。
歌っているときの表情も穏やかでピュアに楽しそうである。
そんなマインドの変化と成長が今日の盛りだくさんのライヴを生んだのだと思う。
ひと言で言ってしまうならば、自分の孤独を救うために歌うのではなく、「あなた」のために歌おう、「あなた」のためのショウにしよう。そういうことだったのだと思う。

赤いムスタング(だったと思う)を弾きながら、元気に"サブリナ"を歌う家入レオを見ながら、心がすっと軽くなっていくような気がした。
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