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    Mr.Children、『REFLECTION 』の力を証明する横アリ初日を観た、そして思った

    Mr.Children、『REFLECTION 』の力を証明する横アリ初日を観た、そして思った
    圧倒的な歌の力。
    新しい歌を歌うんだという意志の力。
    最新アルバムの発売前だろうと、この歌の力、とにかく聴いて欲しいんだという思いの強さ、そしてその場に立つ喜びと喜びが躍動するメロディの素晴らしさによって、すべての距離感がなくなっていく。
    これがMr.Childrenの底力であり、最高最強の歌とメロディを誇るナンバーワンロックバンドの凄まじさ、なのだ。
    映像演出も素晴らしかったが、それ以上にシンプルなステージングがたまらなく豊かに聞こえて仕方なかった。

    それは、音楽の豊かさを信じたメロディと歌がまっすぐに歌われているから、としか説明のしようがない。

    桜井和寿という人はこんなに楽しそうで、こんなにエキサイティングな自分をこんなに素直に表現する人だったろうか。
    自身の強い思い、音楽の力を今この時代に蘇らせるのだという強い意志。
    そのすべてが生み出したメロディによって、桜井自身が鼓舞されているような、彼自身がどんどん歌を素直に歌えるようになっていくような、そんなドラマチックなライヴだった。

    そんなふうに歌われる『REFLECTION』の曲を聴き、このアルバムの楽曲はきっとこれまでのMr.Childrenの曲ともまた違うかたちで愛され、必要とされていくのだろうと思う。
    日常のありとあらゆるものが、23年間のMr.Childrenの歴史の中でもっとも澄んだ気持ちで抱きしめられ、ただただ力強く歌われていく。
    希望の歌、というより、希望を信じるための歌だ。
    それはつまり、最高のポップミュージックである。
    やはり、『REFLECTION』はMr.Childrenの最高傑作なのだと僕は思う。

    あらためて、何ひとつこぼすことなく丁寧に今晩のレポートを書こうと思う。

    本当に、素晴らしいライヴだった。
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