SPYAIR、1万3千人が集まった富士急ハイランドでのライブを観て思うこと

SPYAIR、1万3千人が集まった富士急ハイランドでのライブを観て思うこと
本当にいいライブだった。
いいライブにするための努力が見事に形になった、なるべくしてなった素晴らしいライブだった。

SPYAIRのロックは、あらゆる意味で開かれている。
その徹底的な姿勢は強い何かに突き動かされていることの理由でもあるし、このバンドがメンバーのキャラクター含めて、まっすぐ愛されることの理由にもなっていると思う。

登場からヒット曲を惜しげなく披露し、サブステージへの移動の瞬間すら
抜かりなく楽しませ、広い会場をフルに使った演出で魅せまくり、そして感動的なエンディングまで突き抜けていく。
そのひとつひとつがSPYAIRにできるエンターテインメントを突き詰めたものであり、ライブ全体に何が何でも楽しませるんだというバンドの意志が刻み込まれている。
だからこそ、ライブをまるっと観ることが、どんな言葉よりも具体的なメッセージの伝達になっている、ということが何より感動的だった。

そして、IKEは素晴らしいボーカリストだ。
倍音が豊かで、聴いているだけで、心に大らかな風が吹いてくるような感じがしてくる。
IKEのボーカルは風景を持っているーー大袈裟じゃなくそんな感じなのだ。

そういったことも含めて、SPYAIRはだからこそ野外がよく似合うのだと思う。

本当に素晴らしいライブだった。
来てよかった。
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