マイヘアとMOROHAとyonigeとKOTORIを一気に観た! 恵比寿リキッドルーム、Redline!

マイヘアとMOROHAとyonigeとKOTORIを一気に観た! 恵比寿リキッドルーム、Redline!
今日は全部を観たくて来た。
恵比寿リキッドルーム、Redline、素晴らしい時間だった。

さっきエントリーしたブログにも書いたが、オープニングアクトとして登場したKOTORI。
横山のヴォーカルは荒く削り出したダイヤモンドのような、でもその粗さこそが完成形であるかのような不完全の完全さみたいな佇まいをしていて、
今このバンドを観る意味合いを強く感じる。
本当に魅力のあるバンド。

yonigeも久々に観たが、言葉離れのよさが、このバンド特有の「キレ」のよさを生んでいるんだなとあらためて思う。
回転数の多いストレートのように、牛丸ありさの歌はすっーと糸を引くように聴き手の心にまっすぐ飛んでいく。
その言葉の弾道がとても美しいバンドだなと思う。

MOROHA。
あるひとつの言葉が次の必要な言葉を呼び、その言葉が三番目の必要な言葉を呼び、そしてまたその言葉がーー
というふうに、必然と必然がつながって形になってその音楽は初めて感動的な音楽になる。
MOROHAの音楽に、僕はおかしなくらいの構築美と何かの結晶のような完璧さを感じるけれども、
その理由はライブを観ればわかるんだなとも思う。
ふたりのステージには必要なものしか一切存在しない、という状態のおそろしさというか、だからこその美しさ溢れかえっている。
物事の本質を抉れるのは紛れもなく才能だから、その美しさもMOROHAのライブにはある。

My Hair is Badは圧巻。
好きなようにやりたいことやってるだけだ、ということを椎木は言うが、
まさにその言葉通りの、やりたいことだけをやるその時間に1,000人を巻き込んでいく、ある種の傲慢さが眩しいくらいにカッコよかった。
いや、ロックンロールとはそういうもんだろ、と言ってしまえばそれまでだが、その傲慢さを貫くことの責任を誰より強烈に認識しているのが椎木のユニークで魅力的なところだと思う。
それがマイヘア独自の、誠実な時間、の秘密なのだと思う。
どこまでもオーディエンスとイーブンなバンドだとあらためて思った。
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