MAN WITH A MISSIONはまず思いありきのバンドであるーーという根本的なあり方を、押しも押されもせぬビッグバンドになった今、あらためて自ら発信していく。

今回のツアーにはそんなテーマがあったように感じる。

何度も観たこのツアーだが、今日の幕張2日目にあった根本的なメッセージはやはり、これまでのどのライブにあったメッセージよりも強いものだった。


ジャン・ケン・ジョニーは語っていた。

「自分たちには大したことができるわけじゃない。ただ、祈り続けることにした」

「世界に怒りや戦争の炎ではなく、希望の炎が灯りますように」


ダイレクトで、大きなメッセージが、あの巨大なシンガロングメロディと巨大なアンサンブルによって、最強の形で表現されていた。

その意味において、今日の幕張メッセライブは、とても鼓舞的で、元気を与えてくれるようなものだった。


そして、そういうライブを、他のどのバンドにもやれない温度と強さでやり続けていけるバンドに、マンウィズはこのツアーを経てなったのだと思う。


文句なしで素晴らしいバンドの素晴らしいライブだった。