SPYAIRアリーナツアー、代々木第一体育館でのファイナルを観た!

SPYAIRアリーナツアー、代々木第一体育館でのファイナルを観た!
「真冬の大サーカス」というツアータイトルは実に的確だった。
誰がなんと言おうとど真ん中を行くんだという気迫と説得力が凄まじいエンターテインメントショーだった。
本当に素晴らしいと思った。

SPYAIRはわかっているんだな、と感じた。
自分たちの信じるロックのあり方はこれなんだ、目の前の人をひとつずつ、可能な限りのパワーを注いで笑顔にし、エモーショナルな瞬間を届けていくのだ、という信念。
その信念を貫くことがお客さんをひとりひとり愛することであり、SPYAIRのエンターテインメントの規模を広げていくための王道である、ということがわかっているのだと思う。
そして、その勝ち方にこそ、ロックの価値があるということもまたわかっているのだろう。

大きなグルーヴと大きなメロディ、ダイレクトで鼓舞的な言葉にこだわり続け、エンターテインメントにライブのすべてを注いでいくSPYAIRの強烈な姿勢ははっきりロックだ。

新曲"Be with"も素晴らしいバラードだった。
この曲はSPYAIR史上でも図抜けたメロディを持った曲だ。
大らかで、だが喜怒哀楽の機微を伝えるIKEの歌が際立っていた。
彼らの目標である東京ドームで鳴らされる風景を前提にしているかのような、確信的な力強さを感じた。
自分たちの夢を自分たちの曲で引っ張り、押していくという実直なやり方は、きっとこれからSPYAIRの道をさらに切り開いていく。

4人のこれからが、本当に楽しみだ。
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