様々なアーティストたちとのツーマンツアーを経て、一回り強くなったバンドと、さらに大胆に振れ幅ある緩急を表現するようになったHiroの競演。
今のマイファスのライブにある、この特異な緊張感はそんな構造によるのだなとあらためて思う。
数多ある若手バンドの、どのライブにもない空気が渦巻いていた。
Hiroのヴォーカルは緩急だけでなく、熱の寒暖まで表現する素晴らしいメディアだ。
ここにかける思いの強さ、自信。そういったエンジンが、稀有なヴォーカルに過去最高の出力を与えていて、それはもう鮮烈そのものだった。
幕張メッセに映える巨大なセットも、フルオーケストラを引き連れた編成もすべて、そんなHiroのヴォーカルを支える要素に、しっかりとなっていた。
それでいてまだ爆発のポテンシャルを感じさせるという、Hiroの歌にはやはり底知れないものがある。
マイファスの、今年最初で最後のワンマンは本当に素晴らしいものだったし、凄いものだった。
12月31日、CDJ17/18ではEARTH STAGEに立ってくれる。
楽しみだ。