映像、照明、光、影がめまぐるしく飛び交い、ステージの上でいくつものステージが多くの場面を作り出す。
最新技術が躍動する舞台の真ん中で、パーフェクトにPerfumeをやりきる3人は今日もやはりとても魅力的だった。

テクノロジーを謳ったライブだが、テクノロジーの導入をことさらアピールするのではなく、最新のテクノロジーは生身の人間と愛し合えるし、Perfumeはそれを信じてこれからも進んでいくのだというメッセージが根底にあった。
テクノロジーと向き合うより、テクノロジーと美しく一体化するような、つまりPerfumeが何年もの間、挑み、成し遂げてきたことの集大成としてのライブに見えた。
先鋭的なあり方に懐かしみを描き、最先端の中に温もりを見出すことがPerfumeの真髄なのだとしたら、まさにそんなPerfumeらしさを再構築し、2018年の日本であらためて表現することが、この『Reframe』のテーマだったのだと思う。
テクノロジーを駆使して「これまで」を愛おしさを込めて表現するというやり方は、言うまでもなく、Perfumeにしか選べない。
時代と完璧に併走してきた圧倒的な進化の中に、いつも3人だけのPerfumeがいた。
その大切な事実を思う素晴らしい時間だった。

テレビのオンエアでもあらためてじっくり観たい。
凄いライブをやりきったスタッフ、3人に拍手を送りたい。