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    『さよなら、僕のマンハッタン』という『(500)日のサマー』の監督の新作を観に行きました

    『さよなら、僕のマンハッタン』という『(500)日のサマー』の監督の新作を観に行きました
    ライブの前に時間があって、ふらりと映画を観る。
    マーク・ウェブ監督の映画は『(500)日のサマー』も『アメイジング・スパイダーマン』も最高だが、この映画『さよなら、僕のマンハッタン』も青くて淡くて、それはもう観ているこちらが恥ずかしくなるくらいでしみじみと良かった。
    音楽や詩や小説からの引用などリベラルアーツの使い方に惜しみない青さとある種のご都合主義が出ていて(マニアックな詩を知ってることに驚いた男女がいきなり惹かれ合っちゃう的な)、そのあたりがとても楽しく、そして恥ずかしくなるところ。
    そして言うまでもなく、そこが映画としてたまらなく愛おしいところなんである。
    本国での評価はイマイチみたいだけど、そんなことどうでもいいや、かわいい映画なんだから!とおススメできるくらいにはよかった。

    素敵な大人の中二病映画って感じでしょうか。
    教養にのめり込むことは大人の自意識を無防備にさせる怖さを持っていると常々思いますが、そのあたりのことをよくわかってて、ごまかさないマーク・ウェブ監督はやっぱり好きだなあと。
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