まず、開演前、この6人の、それぞれの愛器がずらっと一列に並んでいる絵がすごかった。
楽しい時間だけがある、というのは書けば簡単だが、ここまでのお楽しみを、ものすごいクオリティとともに追求しきる、というのはいくら達人の集まりといえども、何らかのタイミング的な奇跡がないと起こりえない。
ただ集まればいいというものではない。
今、それぞれのマインドの同調、重なりがひとつの真部分集合になってこのライブが生まれているという、ある種の強烈な必然性がないとこれだけ濃厚で特別なエンターテイメントにはなりえないだろう。
これだけのメンバーを束ね、すべての新曲の制作の中心にいた寺岡さんのリーダーとしての凄さには頭が下がる思いでいっぱいだ。
6人の、それぞれの個性がちゃんとバラバラで確固としたものとして存在していながら、やはり強く共通する空気のもとに一体となっているという。
この説明の仕様がない、個別で一体のバンド感。
このしなやかな「居方」が同じステージに6つ並んである、というだけでエンターテイメントとしてあまりに貴重だろう。
そして、ミュージシャンとしてのひとりひとりの腕っぷしにやはり、深く説得させられる夜でもありました。
ただ素晴らしかったです。
またいつかどこかで観ることができたら、、、と無邪気に願っております。
カーリングシトーンズ(寺岡呼人 / 奥田民生 / 斉藤和義 / 浜崎貴司 / YO-KING / トータス松本)の初めての、そして次はいつ観れるのか見当もつかない、超マーベラスなライブを観た!
2018.09.23 21:32