Mr.Childrenがすごいなんてことを今から言いたいわけではないのだが、どう見てもすごい。
これまでのどのMr.Childrenとも違うMr.Childrenが目の前で躍動しまくっていた。
楽曲の圧倒的な求心力、曲が鳴った瞬間に会場を巻き込んでいく異常な集中力は相変わらず強烈だが、メンバーひとりひとりのパフォーマンスから目が離せない、桜井の歌が引っ張っていくMr.Childrenの今の姿から目が離せない、という感覚だった。
その興奮が一瞬も途切れることのない、まるでトップアスリートのピークの動きを見ているかのような迫力だった。
あまりに貴重な時間である。
だが、すごいことにこの季節は間違いなく確かなものであり、地に足のついたものであり、完全に「ここからまた始まっていく」実感を伴っているものなのだ。
生身のMr.Childrenであり、等身大のMr.Childrenであり、だからこそ何より伝達されるメッセージが多く、だからこそ今がもっとも強くしなやかな、何より愛しいMr.Childrenなのだろう。
最高の曲、最高のパフォーマンス、最高のバンド。
そんなことを何度も反芻していたら、あっという間にライブが終わってしまった。
1枚のアルバム『重力と呼吸』を作ったことが、デビュー25年のバンドをここまで変えるのか、、、。
モンスターバンドの真髄をまた、見せつけられた26年目のMr.Childrenツアー、その一幕だった。
Mr.Childrenの今、『重力と呼吸』ツアーを横浜アリーナで観た
2018.11.28 22:11