新曲です。
まずはどうぞ。そして――。

http://ro69.jp/news/detail/94787
アルバムが出ます。
ついに、ファーストフルアルバムが出ます。
むちゃくちゃうれしい。
むちゃくちゃ楽しみ。

ぼくは宇宙まおの作る曲を聴くと、いつもたまらない自由を感じる。
まるで、見えない何かを受け取るように曲を書いているように感じる。
ポップとは何かをあらかじめ知っていて、しかもそれはゼロをイチにする強引な作業なのではなくて、あらかじめ世の中に漂っている「もっともポップに感じる音の流れ」みたいなものをそのまま歌っているだけ、そんな感じがする。
宇宙まおの曲は、水が高いところから低いところへ流れるように、風にのって季節の匂いが流れるように、とても自然な現象として生まれているように感じる。
実際は、身を切るようにメロディを生み出しているのかもしれない。きっとそうなのだろう。
だけど、生まれたメロディには「こうでしかない」という美しい一筋が必ず流れている。
それがぼくにはすごく自由なことに感じられる。
才能である。
宇宙まおの曲を聴いていると、音楽には、ポップミュージックにはまだまだやれることがあるんだな、と心底感じる。

そんな宇宙まおは今、きっと最高に充実したモードにいるのだと思う。
それがこの新曲”声”から強く伝わってくる。
素晴らしい曲である。
流れるメロディは、波打ち際を歩くように「これしかない」という一線を描いている。
どこか懐かしい。
だが、いままでも一度も聴いたことがない。
繰り返しになるが、これがポップソングである。

アルバムのタイトルは『ロックンロール・ファンタジー』。
宇宙まおが描く自由なメロディはどんなファンタジーを見せてくれるのか、本当に楽しみだ。
発売は来年３月５日。

ちなみに、この”声”は明日発売のJAPAN内の特集「JAPAN'S NEXT」のコンピCDにも収録させてもらってます。
絶対チェックしてほしいです。
12月30日のCDJのステージでもこの曲をやってほしい。