GIRLSが崇拝するバンド
2009.11.29 17:00
バンドというかひとりのユニット、Ariel Pink。
アメリカ西海岸でしこしこと宅録した作品が発表されはじめたのは、
2000年代も半ば。そこから1ミリもブレることなく、
「もう生まれたときからすでに残像」のような音を生み出し続けている。
http://www.myspace.com/arielpinky
ポップ/ロック・クラシックに寄せる異常なほどのフェティシズム、
それらの歴史を闇雲に超えようとするさらなるポップへの欲動。
しかし、それを支える手持ちの精神も身体も、すでに「現代ではあらゆるものは健全でない」というような壊れっぷり。
確かにこの音は、GIRLSの元ネタと呼んでしまいたくなる肌触りだ。
もちろん、それはサウンドのことでもあり、
そこから立ち上ってくる猛烈な哀しさのことでもある。
マイスペに貼り付けられてるクリップも必見。女装のビデオなんか爆泣だ。
ちなみに、なんと4ADと契約したらしい。
来年この音がバラまかれるのか……。