マイケル・スタイプがREM解散後初のサプライズ・ライブ!パティ・スミスの前座で。

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最近アメリカのTV局のインタビューで、「また歌うと思うよ」と語りファンを喜ばせたマイケル・スタイプ。

http://www.rollingstone.com/music/videos/michael-stipe-i-think-i-will-sing-again-20141213

まさか、こんな早くに実現するとは!

パティ・スミスは、毎年NYで誕生日(12月30日)周辺に恒例で行っているのだが、12月29日にウェブスター・ホールで、行ったライブのサプライズの前座としてマイケル・スタイプが登場。なんと6曲も披露したのだ(涙)。

超貴重な音声/映像は、このサイトで。
http://consequenceofsound.net/2014/12/michael-stipe-performs-first-concert-since-r-e-m-s-breakup/

セットリストは、以下の6曲。

"Lucinda Wiliams" (Vic Chesnutt)
"Theme from New York, New York"
"Wing" (Patti Smith)

"Saturn Return"(R.E.M.)
マイケルのコメント「この曲はパティの誕生に捧げて歌います。この曲はデスバレーのコンビニで働いている17才の女の子について歌った歌なんだ。彼女はすごくたくさんの理由があって家を出た。すごく天文学に興味を持っていて、コンビニの屋上で、真夜中に、望遠鏡を持って座っているんだ。そこで彼女は、これまで誰も観たことのなかったものを発見する。それは、土星が、太陽軌道から去ったということ。その後彼女は、素晴らしい人生を送り、素晴らしい人間になっていく。とりあえず、今日は、彼女が最終的にはノーベル賞を受賞した、ということにしよう(笑)。というわけで、これは彼女についての歌で、僕がすごく若い時に影響を受けた曲に影響を受けて書いたものだ」

"Hood" (Perfume Genius)

"New Test Leper" (R.E.M.)
マイケルのコメント「この曲を書き終えた時に、僕は22年間やろうとしてことをとうとう成し遂げたと気付いたんだ。この曲は、もう亡くなってしまった偉大なる人、ルー・リードに影響された書いた曲なんだ。それで僕はこの曲を”ジーザス”というフレーズで始めたかったんだけど、それは当然ルーが”Jesus/Help Me Find My Proper Place" と歌う曲を作ってくれたからだ」

ちなみに、マイケルはTV局のインタビューで、「また歌うと思うよ。たぶんソロということになると思うけど。でもまた歌うよ。うん」と語り、司会者に「すぐですかね?」と聞かれると「僕は自分の声が好きだからね。しかも、年を取ってさらに良い声になってる気がするんだよね。でもすぐってことにはないと思うよ。たぶんね。分からないけど」「僕はシャワーでは歌ってるんだよ。中々悪くないよ。でも僕がどんな歌を歌ってるのか知ったらたぶん驚くと思うよ」と語っていた。

上の映像/音声では、とりわけ最後に歌われた”New Test Leper”が素晴らしくて、シンプルなキーボードのサウンドで淡々と歌い始めるのだけど、曲が終わる頃には、もの凄い力と優しさで聴いている人を包み込むんでしまう久々のマイケル節が炸裂する。今年最後を締めくくりたいと思うような曲だ。

パティ・スミスは、12月30日も同じ会場でライブをすることになっていて、マイケルがまた出るのではと言われている。行こうと思ったらチケットはとっくに完売だった。

というわけで、今年も1年読んでいただきありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします!

写真は、マイケル・スタイプがキューレーションしていたニューヨーク大学でのギャラリーの一部。
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