サマソニ出演Madeon、最新NYライブも大盛況!

サマソニ出演Madeon、最新NYライブも大盛況!

MadeonのNYライブが4月24日にウェブスターホールで行われた。キャパは2500人なんだけど即完売したため、なんと、1日に2回公演行われた。1日2回をすぐ発表できるのは、DJだからなせる技か。

しかしライブはDJというよりは、もうほとんどロックバンドのライブという感じだった。何しろMadeonのカリスマ性がスゴくて。だから、パッション・ピットなんかとコラボするのはよく分かるのだ。こちらビデオ。

まず、何より曲がもたらす高揚感が素晴らしい。曲が始まった瞬間に、一瞬で胸が盛り上がる感じっていったらたまらない。しかも、1曲1曲に物語性が強くて、キッズももう踊りまくっているんだけど、でもサビは歌っているという状況で、はっきり言ってロックバンドのライブみたいだった。エモーショナルな繋がりがしっかり生まれているのが分かるのだ。

さらに、全体の流れもしっかりと弧を描いていて、起承転結がある感じ。最後の最後に自分で歌ってキーボードを弾いて終わっていたし。

もちろんサウンドとしてはダフトパンクの影響を大きく感じるものではあったけど、しかしそれが現代的な軽やかさとも言えるセンシビリティで貫かれていて、それが彼の象徴的なサウンドを作り出していると思った。

この鬱蒼とした世の中で、彼の曲が新芽的な輝きに溢れていたのがとにかくライブが楽しかった理由。この先、このサウンドがもっと影を帯びたり、ダークになったりすることは全然可能だけど、この輝きって今しか鳴らせない、というものだと思えた。

彼が今のEDM シーンをどう捉えているのか分からないけど、サウンドとしては、それを真っ向から拒否していないところも素晴らしいと思った。EDMシーンの拒否できない楽しさと、反発するシーンの知性、それをすべて含みながらいかにポップなサウンドを鳴らせるのか、それを実現したライブだった。ネガティブがなかった。

サマソニのライブは、最初から最後まで思いっきり楽しいはずなので、必見!
中村明美の「ニューヨーク通信」の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする