祝アラバマ・シェイクス全米1位!& 最新ライブ1時間映像

祝アラバマ・シェイクス全米1位!& 最新ライブ1時間映像

アラバマ・シェイクスのセカンド『サウンド&カラー』が全米チャートで1位を獲得した。

めでたい。

こういうバンドが1位を獲ったりするとアメリカの音楽シーン&リスナーもまだまだ健全なところがあると前向きになる。売り上げは、97000枚。

山崎編集長も大絶賛。
http://ro69.jp/blog/yamazaki/122703

こちら、最新作のタイトル曲となるシングル”サウンド&カラー”のビデオ。

知らない間に500年先に飛んでしまい混乱した宇宙飛行士の映像が、伝統と未来の融合のようで、彼らのサウンドの特徴に物語を与えたような素晴らしい内容になっている。

恐らく歌詞の最初の1行、「新しい世界が窓の外に見える。美しくて奇妙な」と、「人間に触れたい」という部分にインスパイアされたのではないかと思う。

さらにこちら最新のライブ映像!最新作12曲中10曲が演奏されている。
http://www.npr.org/event/music/398760338/kcrw-presents-alabama-shakes-live-in-concert

最新作に比べるとファースト・アルバムは、より60、70年代的なサザンソウルルーツがそのまま鳴っていたように聴こえるが、ブリットニー・ハーワードのボーカルがそのすべてを押し切る破壊的なパワーを持っていた。ちなみに、彼女のボーカルばかりが注目されがちだけど、バンドのサウンドも素晴らしい。そして、最新作は、正にサウンドとカラーが、ルーツサウンドに留まらない世界観を一気に広げている。それが彼らの目標だったはずだ。アメリカでのレビューを読んでも、平均的に80点と好評。

ちなみに、ファースト・アルバムの『ボーイズ&ガールズ』は、発売から約1年後に最高順位の6位を獲得。ジャック・ホワイトの前座としてステージの隅っこのほうで、所狭しとそのパワーを炸裂させていた時代が懐かしい。バンドは、前作のライブでその才能を見せつけ、今作はだから、出だしから売り上げに結びついたのだと思う。何しろ前作の売り上げは、74400枚で、今作は最初からそれを超えてしまったわけだし。

『サウンド&カラー』は、今年のインディバンドのアルバムとして初の1位を獲った作品となった。

バンドは現在世界ツアー中で、なんと9月にはNYでキャパ17000人の会場でライブをやることになっている。

最新のベスト10は以下の通り。
1. Alabama Shakes, "Sound & Color"
2. Soundtrack, "Furious 7"
3. Yelawolf, "Love Story"
4. Drake, "If You're Reading This It's Too Late"
5. Soundtrack, "Fifty Shades of Grey"
6. Taylor Swift, "1989"
7. Sam Smith, "In the Lonely Hour"
8. Ed Sheeran, "x"
9. Sam Hunt, "Montevallo"
10. Meghan Trainor, "Title"
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