RS誌が選ぶ2015年現時点のベスト映画。1位は『マッドマックス』! ブライアン・ウィルソン映画も!

RS誌が選ぶ2015年現時点のベスト映画。1位は『マッドマックス』! ブライアン・ウィルソン映画も!

ローリング・ストーン誌が、「2015年現時点のベスト映画7本」を紹介している。
http://www.rollingstone.com/movies/lists/7-best-movies-of-2015-so-far-20150623

今年は去年に比べて良い映画が多いので、紹介したくなる気持ちも分かる。実際、ディズニーや、ユニバーサル・ピクチャーズなどは、記録的な興収を記録していたりする。日本の皆さんも毎週良い作品がどんどん公開されるので、おいて行かれないようにどんどん観てください!

それでは、以下ランキング。

1位『マッドマックス怒りのデス・ロード』(日本公開中)
予告編。

「ジョージ・ミラー監督による、地球の終焉後の世界を舞台にした物語のスペクタクルは、観る度に壮大になっていく(これまでも、きっと今後も)。
最新作は、再び映画に夢中になることを思い出させてくれる。

トム・ハーディは、メル・ギブソンの代わりに、マックスを演じているのだけど、それが最高。

そして、フュリオサを演じるシャーリーズ・セロンは、現時点で、女優の中で最高の演技を見せていると思う。もし、オスカーがそれに気付かなかったら、オスカー会員は、僕が思っていた以上に頭がおかしいと思う。

『怒りのデス・ロード』は、映像と概念のビジョナリーが炸裂。観た人達は、まるで夢をみたように思う作品なのだ」

2位『インサイドヘッド』(日本7月18日公開)
予告編。

「ピクサーは、11才の女の子の頭の中を舞台に、彼女の感情を描いた奇跡的なアニメーションで、自らの記録を超えるような作品を作った。喜び、恐怖、悲しみ、嫌悪、怒り、が主人公達。ピート・ドクター監督は、それらを思ってもみなかった方法で描いてみせる。子供の映画?まさか、すべての人のための作品」

3位『エクス・マキナ』(日本公開情報分かりませんでした)
予告編。

「脚本家アレックス・ガーランドは、監督デビュー作として今年一番の作品を作った。セクシーで、独自の思考を持ったアンドロイド(Alicia Vikanderが素晴らしい)と、彼女を発明したテク億万長者(オスカー・アイザックも最高)の物語」

4位『ラブ&マーシー終わらないメロディ』(日本公開8月1日)
予告編。

「史上最高の伝記映画の1本。それは、監督のBIll Pohladと、脚本家のOren Movermanが、この上なく幸せに、規則に従わなかったためだ。若かりし頃のブライアン・ウィルソンは、ポール・ダノが演じる。それはビーチ・ボーイズ創設者の天才にあまりに深く迫ったもので、神経終末を感じることができるくらい。また、年を取ったウィルソンを演じたジョン・キューザックは、違ったアプローチをしている。精神的病との戦いとその道の険しさを表現している。しかも、その喜びも、何かに取り憑かれた感じも、すべて音楽の中に存在するものである」

5位『アクトレス〜女達の舞台〜』(日本公開2015年秋)
予告編。

「オリヴィア・アサイヤス監督は、ふたりの女性にユーモアとハートを吹き込む。ジュリエット・ビノシュがゴージャスに演じてみせた年をとるスターと、彼女のパーソナル・アシスタント、クリステン・スチュワートの演技があまりに革命的で彼女の才能に対する疑問をすべて解消してくれる」

6位『Me and Earl and the Dying Girl』(日本公開情報見つからず)
予告編。

「2015年サンダンス映画祭の受賞作で、その期待を裏切らない作品。死をともなう成長物語というのは、あまりにありがちで、それだけで嫌気が差すと思うけど、この作品は違う。高校生の”Me”は、母親に、無理矢理ガンで死にそうになっている同級生の女の子レイチェルを見舞うように言われる。そこで、彼と同じように映画に夢中の友人アールと一緒に彼女についての映画を作ろうとする。監督のAlfonso Gomez-Rejonは、3人の若く才能ある役者をこれまでなかったような方法で、笑いと涙の物語を表現してみせた」
ちなみにこの作品の音楽を手がけたのは、ブライアン・イーノ。

7位『The Wolfpack』(日本公開情報見つからず)
予告編。

「どう頑張ってもよく理解できないドキュメンタリー映画。監督のCrystal Moselloは、Agulo一家と仲良くなり、女の子1人、男の子6人、母親はアメリカ人、父親はラテン系の家族を映像に収めるのだが。マンハッタンに住む彼らは、親の命令により、なんと、生まれてからほとんどアパートから出ないで生きてきたのだ。彼らが知る世界というのは、彼が観た映画を通してのみ。観た映画の脚本を書きおこし、自分達で演じて過ごしている。あまりの衝撃で忘れることができない作品」

個人的には、まだ追加したい作品があるほど。夏休み映画の参考にしてみてください!
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