これまでよりも楽曲の幅、表現力が増した森 大翔──“夏の落とし物”には若き才能の無限大の可能性が溢れている

これまでよりも楽曲の幅、表現力が増した森 大翔──“夏の落とし物”には若き才能の無限大の可能性が溢れている
「JAPAN JAM 2024」や「FUJI ROCK FESTIVAL '24」にも出演し、その卓越したギターテクニックとライブパフォーマンスにも注目が集まっているシンガーソングライターの森 大翔

ダンサブルなサウンドとギタープレイ中にダンスを取り入れたパフォーマンスも印象的だった前作“アイライ”から5ヶ月、最新作“夏の落とし物”はミディアムバラードで泣ける一曲となっている。

ただ、この曲の冒頭から「森 大翔って天才だな」と強く思わされたのは、イントロのキーボードで表現してしまいそうなフレーズも、全てギターでプレイされているという、彼ならではのギミックが入っているところ。これに対して本人も「このイントロを全部ギターでやっちゃう人は他にいないだろうし、サビ終わりに花火感のあるギターソロを入れるのもうまくできたなと」と話していた。これ、サラッと言ってますけど、彼がギターを楽器のひとつではなく、体の一部、声などの表現と同じように感じているからだと思うんです。

それは天性のひとつであるし、それ以上に自分のギターの響かせ方や音の癖など、全体像を理解しているからでもあるはずで。この才能がどのように花開き、広がっていくのか、今から楽しみである。

そして、秋には2ndアルバムをリリースすることが発表されている森 大翔。最近、楽曲制作に対する心境の変化もあったという彼の思いも本誌のインタビューでは語られているので、2ndアルバムへの期待も膨らむインタビューをお見逃しなく!(岩田知大)


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