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    本人登場! メタリカの最新アルバム試聴会に行って来た

    • 本人登場! メタリカの最新アルバム試聴会に行って来た - pic by MELINDA OSWANDEL

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    ここ最近パターン化しつつある、大御所ミュージシャンの試聴会を本人も登場して行うやり方。最近ではキース・リチャーズにジェフ・ベックがそうだったが、今回はなんとメタリカ!

    メタリカは土曜日にグローバル・シチズン・フェティバルに出演。そしてなんと火曜日にNYの由緒あるElectric Lady Studiosにて待望の新作『ハードワイアード……トゥ・セルフディストラクト』の全曲試聴会が行われたのだ。

    とは言え、まだどんな作品だったかは語ってはいけないことになっているので少しお待ちください(笑)。これはファンを考慮してのものなのだ。ファンよりずっと先に聴いて、まだファンが聴けない状態で、たくさん語ってしまいたくないということ。

    各国のジャーナリスト50人が集められ、入り口でカバンをすべてチェック。携帯を持って中に入れないようになっていた。代わりにペンとノートをもらい、それにアルバムについて書きたいことがあったらメモするという仕組みだった。

    最初ラーズ・ウルリッヒが「えっ、俺のこと待ってたの?」と登場してさっそく笑わせる。
    みんなにどの国から来たか聞いたのだが、一番遠くからの来たのはオーストラリア人で家を出てから27時間かかったということが判明。もちろんデンマークから来た人がいたかも確認していた。

    「このアルバムは100%、San RafaelのスタジオHQ(メタリカのスタジオ)でレコーディングしたものだ。世間から孤立した中でレコーディングしたんだ。それから、トラディショナルなレコーディングのスタイルでレコーディングしたものだ」と簡単に説明。

    また「アルバムが完成したのは、たった13日前」とのことで、なんと「これまで一度もやったことがなかったんだが、ぎりぎりになって曲順を変えた。だから、アナログ盤とCDの曲順が違う。アナログ盤は、CDより先に提出しないといけないため、変更前の順番で、CDが最終の曲順になっている」という。

    「他に何言えばいいのかな? いや、今日のスケジュールの1時から1時15分が、アルバムの紹介って書いてあって、何言えばいんだよ、って思ってんだ(笑)」と。

    「ブルックリンからオーストリアまで、どこから来てくれたとしても、今日はありがとう。アルバムを気に入ってくれると良いけど」と言って試聴会が開始した。

    終わってからまた登場して、「まだみんないたのか。誰も帰らなかった? それは良いサインだ」と言って笑わせていた。

    アルバムはディスク1と2があり、1が終了した時に休憩が入った。

    全曲終わってから、ジェイムズ・ヘットフィールドとカーク・ハメットも登場し、ジャーナリスト達ひとりひとりと写真撮影まで行われた。

    バンドはこの日の夜に、彼らにとっては超小さい、たった1500人の会場でライブを行った。それも観て来たので、またすぐにレポートします。事件というくらいの大騒ぎだった。

    最新のMV“Moth Into Flame”はこちら。

    週末に行われたセントラルパークでのイベント、グローバル・シチズンの映像はこちら。
    “For Whom the Bell Tolls”
    “Master of Puppets”
    “Enter Sandman”
    “One”
    “Nothing Else Matters”
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